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我が家にぴったりの収納に出会うまで(後編)

住まいの中には、「なんとなく使いにくい」「でも、どう整えればいいかわからない」場所があります。小櫻さんにとって、そのひとつがカウンター下の空間でした。 カウンター下収納のご依頼から、気づけば住まい全体へ。 “ちょうどいい収納”で住まいを整えていった小櫻さんに、理想の収納と住まいづくりについてお話をうかがいました

「次はここも」と思えたのは、
最初の満足感があったから

カウンター下収納が整ったあと、小櫻さんの住まいづくりは思いがけず広がっていきました。
最初は、カウンター下収納だけをオーダーする予定が、実際に家具が入ってみると、空間の印象も使い勝手も想像以上によく「次はあそこも整えたい」という気持ちが自然と生まれていったそうです。
そして、クローゼットまわりに始まり、当初は別で考えていたキッチンのカップボード、さらにテレビボードや仕事部屋の収納へ。家具が仕上がって納品されるたびに、次の場所を考えるようになり、気づけば住まいのあちこちにフジイの家具が。そして4か月ほどのあいだに、納品ごとに次の家具の相談をし、少しずつ住まい全体が整っていったといいます。

もともとは、家中を
揃えるつもりではなかった

興味深いのは、最初から家中をフジイの収納家具で揃えようと思っていたわけではなかったことです。
たとえばキッチンまわりは当初、他社の造作家具も検討されていたそうですが、カウンター下収納をオーダーする中で徐々に心境が変化。イメージが伝わることの安心感から「こちらもお願いしたい」と思うようになり、次の注文につながっていったと教えてくださいます。

場所ごとに考えながらも、
全体には統一感が生まれていった

そうして広がっていった住まいづくりですが、場所ごとに必要な工夫もありました。
キッチンまわりでは、見え方や圧迫感、使い勝手のバランスを考えながら仕様を選び、テレビボードや仕事部屋では、動線や置きたいものに合わせて寸法を考えていったそうです。
ひとつのシリーズをそのまま並べるだけではなく、住まいの条件や使い方に合わせて組み合わせていくことで、部屋ごとに無理なく収まりながらも、全体として統一感のある空間ができあがっていきました。

 

暮らしの動きが整うと、
住まいの心地よさも変わってくる

その結果、叶ったのは収納量の多さだけではありませんでした。
欲しい場所に欲しいものが収まり、動きやすく、部屋全体がすっきりと整って見えること。小櫻さんは、その感覚を「コックピットのよう」と表現されていました。広さだけでは測れない、暮らしやすさの価値がそこにはあります。
必要なものに手が届きやすく、空間全体がコンパクトにまとまっている。その心地よさが、日々の暮らしの中で実感されているようでした。


色を揃えることで、
空間そのものの印象も整った

色の選び方も、住まいにおける自分らしさをつくる大きな要素のひとつだったそうです。
当初は別の色味も候補にあったものの、ショールームで実物を見て、シルクベージュのやわらかな色合いに惹かれたとのこと。「写真や画面では伝わりにくい色だったからこそ、実際に見て決められたことも大きかったですね。カタログだけを見ていたら、この色は選ばなかったかも」という小櫻さん。シルクベージュという色に出会ったことで、家具だけでなく、カーテンなどの色合いも同系色に統一。そして全体の統一感が生まれ、空間そのものの印象が整っていったといいます。


メーカー直販だからこそ、
住まい全体で考えやすかった

「メーカーに直接相談できたことで、住まい全体までまとまった」とおっしゃる小櫻さん。「メーカーとしてできること・できないことが把握できたことで、自分の希望が整理しやすくなったんです。サイズオーダーのご相談をしたのが始まりでしたが、住まいに合わせて一つずつ形を考えていけたことで、結果として家全体の統一感につながっていったと思います」と笑顔で話してくださいました。


毎日の景色が変わると、
暮らしの気分も変わる

今回のインタビューでは、小櫻さんの「毎朝起きて、この景色を見るたびに幸せを感じる」という言葉が印象的でした。
収納は、ものをしまうためだけのものではありません。部屋の見え方を整え、気持ちのよさをつくり、暮らしのリズムを整えるものでもある。ひとつの場所から始まった収納づくりで、住まい全体の印象を整えることができ、そしてQOL向上につながっていったことが、その言葉からも伝わってきます。


ひとつ整うと、
暮らし全体が整いはじめる

「悩みのカウンター下を、どうにかしたい」という思いから始まり、その思いがクローゼット、キッチン、テレビボード、仕事部屋へと広がり、ひとつの家具をきっかけに、暮らし全体の心地よさが少しずつ整っていく。小櫻さんの住まいづくりは、そんな可能性を感じさせてくれました。

 

わが家に合う収納は、最初から家全体の計画として始まるとは限りません。まず一か所を整えてみること。その満足感が、次の場所へとつながっていくこともある。そんな住まいづくりのあり方を、あらためて教えていただいたように思います。

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